サブストーリー「呪いの雨が降りし町」

異様な人間の石像があちこちに立ちならぶ荒れ果てた町を訪れた主人公たちは町にひとり佇むクレマンという老人と話をする。
世界を取り戻す旅をしているという主人公たちに対しクレマンはこの町はもはや手遅れであると言いこの町の石像は石化してしまった本物の人間なのだと町の人々にふりかかった呪いの雨の話を語りはじめた。

かつてダイアラックの町は常に水不足に悩まされ日々の食べ物にも困るような貧しい町であった。
そのため町の人々は恵みの雨が降るようにと独自の水神を信仰し日頃から雨ごいを行っていた。
そして、50年前のある日。
いつものように町の人々が天に祈りを捧げていると願いが通じたかのように突如として雨が降りだした。
だがその雨は人を石へと変える呪いの雨であり町の人々はあっという間にもの言わぬ石となってしまう。
この雨から逃れることができたのは食料の買い出しのため町を離れていた若きクレマンだけであった。

ひとり生き残ったクレマンは人々の呪いを解く方法を見つけるべく故郷を出立。
何十年もの時を経てようやく天使の涙と呼ばれる秘薬を手に入れるものの町へと帰ってきた時には人々の石像がすっかり風化してしまった。
たとえ天使の涙を使い皆をもとに戻したとしてもその命までもが戻ることはない……。
もはや何もかもが手遅れであると悟ったクレマンは天使の涙を使うこともなく虚しい気持ちを抱いたままその後の余生を石像と共に暮らし続けるのであった。

クレマンがすべてを語り終えたその時石像がいっせいに光を放ちだす。
その光には石となった人々の記憶が宿っており夜になると何かを訴えかけるように光るのだという。
クレマンは主人公たちにすべてを打ち明けたことでようやく決心がついたと告げると共に天使の涙を使い人々を石の呪いから解放してくれないかと頼む。
これを引き受けた主人公たちは明朝のクレマンとの待ち合わせに備えて宿屋で休むことにするのだった。